グリッドプレビューとは

サイト制作者向けプレビューツールです

ブラウザ画面内に、登録した複数のHTMLページを縮小し、グリッド上にならべて表示するウェブアプリです。

サイト制作に欠かせない、ブラウザでの表示テストを大幅軽減。サイト全体を俯瞰して行えます。

簡単に導入できます

ダウンロード・解凍し、構築中のサイトにコピーするだけです。ウェブサーバーでも、ローカル開発環境でも動作します。
DBやPHPは必要なし。設定ファイルに、ページのファイルパスを登録・保存し、グリッドプレビューのページを開くだけです。

自由にプレビューサイズを編集できます

プレビューサイズは、ブラウザ幅と高さ、拡大率を設定できます。
大画面での表示や、スマホでの表示の確認など、簡単に行えます。
サイズはプリセットで登録されており、ワンクリックで切り替えられます。

※20ページほどのデモ用サイトで、グリッドプレビューを利用した例です。

注意点

基本的に、サイト制作者が、ローカル開発環境や、自身が管理するウェブサーバーで使用する目的でつくられています。

グリッドプレビューは、一度に複数のページを表示するので、ウェブサーバーへ大量のリクエストを短時間に送信することになるので、そこらへんを理解したうえで、使用してください。

設定によっては、外部サイト・ページを指定することもできますが、基本的に、自分の管理しているサイト・ページに対してのみ、利用してください。

ダウンロード

以下から、ダウンロードしてください。
導入手順や設定方法については、ページの下のほうに掲載しています。

デモ用のサイトを配置しています。
はじめてのかたは、こちらもダウンロードして、動作テストしてみてください。

導入・設定の手順

基本的に、ウェブ制作者向けのアプリなので、ファイルを解凍したり、FTPだったりといった、ウェブ制作の基本知識は必要です。

動作環境

グリッドプレビューは、HTML,CSS,JSなどの静的なファイルだけで構成されており、PHPやDBなどは必要ありません。すべてのウェブサーバーで動作します。

ただし、閲覧用ブラウザは、できるだけ最新のものが必要で、Google Chromeが推奨です。古いIEでは、おそらく動作しなかったり、表示がくずれたりします。モバイルにも対応していません。

ローカルでうごかす場合

PCやMacのローカルで動作させる場合は、ローカル開発環境が必要です。

公開されたウェブサーバーでうごかす場合

サーバーへ、FTPでアクセスしアップロードできる必要があります。

手順.1 導入

ダウンロード・解凍して、構築中のサイトのルート階層などに、配置してください。

グリッドプレビュー配置例

初期では、grid/というディレクトリ名ですが、サイト関連のファイルと区別したい場合は、__grid/などのように、自由にリネームしてください。

サイトごとに導入します

基本的に、構築中のサイトごとに、グリッドプレビューを毎回導入する感じで利用します。
複数のサイトを運用している場合は、それぞれのサイトごとに導入してください。

なお、ひとつのサイトで複数のグリッドプレビューを導入することもできます (その場合は、ディレクトリ名を変更して利用)。

削除方法

グリッドプレビューを削除したい場合は、単純にディレクトリを削除してください。

手順.2 設定

導入した後は、プレビューしたいページの一覧を設定する必要があります。
サイトマップデータをテキストエディタで編集・保存してください。

サイトマップデータ ( grid_sitemap.txt ) の設定例

サイトマップデータは、グリッドプレビュー独自の書式にそって記述する必要があります。

以下を参考に、記述してください。

※メモ帳などでなく、UTF-8の扱えるエディタが必要です。

Baseパス

1行目は必ずベースとなるパスを記述します。
Baseパスで設定した値は、個々のページのFileパスと組み合わされ、最終的なファイルパス、URLとなります。

記述例:相対パス
../
記述例:絶対パス
/path/to/
記述例:URLで記述
http://www.your_server.co.jp/path/top/
グループ名

先頭に#をつけると、次の行以降のファイルパスを、グループとして扱います。
グリッドプレビュー画面では、タブとして表示されます。
かならず1つ以上記述し、次の行からは、そのグループに含めたい、Fileパスを記述してください。

記述例
#グループ名
ページ名、Fileパス

グリッドプレビューで表示したいページのパスを記述します。

Baseパスが "../" の場合で、Fileパス ”test/index.html” の場合は、”../test/index.html”となります。

記述例:Fileパスのみ
about/company.html
記述例:名前とFileパス
ページ名,about/company.html

Fileパスのほか、http://からはじまるURLも記述できます。
(その場合は、Baseパスは無視されます)

記述例:URLで指定
http://www.your-server.co.jp/path/test.html

手順.3 アクセス

設定が終わったら、グリッドプレビューにアクセスしてください。
アドレスは、ローカルの場合は、ローカル開発環境のアドレス(例:192.168.1.20/)と、グリッドプレビューのディレクトリ名を合わせた値になります。

URL例
http://192.168.1.20/grid/

注意点

グリッドプレビューには、ログイン機能はありません
グリッドプレビューは、単にページプレビューするだけなので、データ改ざんの可能性はありませんが、公開されたネット上に配置する場合は、その点を理解したうえで、利用してください。
ログイン機能をつけたい場合は、標準認証をかけるか、標準認証のかかったディレクトリに配置してください。

画面解説

基本画面

グループタブ グループをタブで切り替えます。
グループ以外にも、すべてタブがあり、グループに関係なく登録したページ一覧を表示できます。
サイズプリセット サイズプリセットから選択できます。デフォルトでは、5種類のプリセットが登録されています。
ページスクロール 個々のページを、一斉にスクロールできます。
サイズ調整パネル ここのページの、拡大率・幅・高さを設定できます。
気にいった設定があれば、保存して、プリセットを更新できます。
ページ プレビューするページです。下のボタンからページを選択し、拡大表示したり、非表示や、リロード、別ウィンドウ表示などの操作ができます。

拡大表示

ページを選択すると、ページを拡大表示できます。

リスト表示画面

登録されているページのリストを表示します。
個々のページリストの、右にチェックがあり、チェックを入れると、グループをまたいで、独自のページリストを定義できます。
チェックしたあとは、保存・リロードすれば、タブが追加され、独自のページリストを表示できます。

ライセンス・開発情報

オープンソース ( MITライセンス ) です

商用利用・非商用利用を問わず、完全に無料で利用できます。

ソースコードについては、将来的には、GitHubなどでの公開を考えていますが、
現時点では、ダウンロードページから取得できるデータが、ソースコードになります。
ミニファイ化などの難読処理は行ってないので、そのままソースコードを編集できます。

免責

グリッドプレビューを使用することによって生じた損害・トラブル等に関しまして、
株式会社ピクセルイメージは一切の賠償責任を負いかねますので、ご了承ください。

開発の経緯

個人的なツールとして開発していたもので、
2013年ごろから、つくりはじめました。
サイト構築業務の中で、少しつづ機能追加、ブラッシュアップして、
いい感じに仕上がってきたので、公開することにしました。

質問や問い合わせなどについて

大阪北摂のウェブデザイン屋さんであるピクセルイメージが、
請負業務の間に開発しています。

不具合や不明点などあれば、
開発者のピクセルイメージ田中 ( cms@pixelimage.jp ) にメール下さい。
使用した感想や、要望などもいただけるとうれしいです。

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オープンソースのCMSもつくってます

JS CMSという、オープンソースのCMSもつくってます。
Webデザイナー向け、完全無料の小〜中規模Webサイト向けCMSです。DBレスなのでFTPでアップするだけで簡単導入でき、 HTMLとCSSのみでカスタマイズ。オープンソース(MIT)なので制限なく自由に利用でき、今すぐ公開できます。

こちらも個人的なツールから発展したものです。
グリッドプレビューは、ちょっとした補助的なツールですが、こっちはわりと、本気でつくってるので、よかったら、こっちもチェックしてみてください。